炊飯・炒め物を美味しく調理!スチコンを活用するメリットや調理法をご紹介

スチコンを使って「炊飯」や「炒め物」の調理をおこなえることはご存じですか?
初めてスチコンをお使いになられる方は、驚かれるのではないでしょうか。
スチコンは、蒸気・温度を自由に変えられるオーブンです。
蒸気の量を増やすことで、「炊飯」や「炒め物」のどちらの調理も行うことができます。
今回は「炊飯」と「炒め物」をスチコンでも美味しく作れるポイントをお伝えします。

スチコンで炊飯を行うメリット

スチコンでの炊飯では、炊飯器を使用するのとは違ったメリットがあります。
ここでは炊飯にスチコンを使用するメリットをご紹介しましょう。

さまざまな炊飯調理に対応できる

炊飯器で濃度のあるケチャップライスを作ろうとすると、思うような仕上がりにならず失敗することがあります。
しかし、スチコンでおこなう炊飯では失敗がほとんどありません
ケチャップライスだけでなく、炊き込みご飯や赤飯などどんなご飯でも美味しく炊く事ができます。

▼ケチャップライスレシピ

また、通常の炊飯だけではなくおこげや軟飯、おかゆなどさまざまな炊飯調理が可能です。

同時に数種類の炊飯調理ができる

スチコンは段ごとに時間と温度で調理を管理します。
そのため、様々なご飯を同時に、または時間差で炊飯する事ができるのです。
10段タイプのスチコンであれば、1段おきにホテルパンを入れた場合に、一度に5つの味のご飯を炊くことができます。
たとえば、1段目に白米、2段目に炊き込みご飯といった具合に同時調理が可能です。

スチコンで炊飯調理するときの工程とコツ

スチコンで炊飯調理を行う際の4つの調理工程をお伝えします。
以下で紹介するコツを押さえて、上手に炊飯調理を行なってください。

1.洗米、浸漬

お米の分量は1/1 ホテルパン1枚で最大約1.5kg、2/3ホテルパン1枚で最大約1kgです。
お米は洗って30分以上浸漬します(ピラフは炊飯前に炒めるため、浸漬は不要です)。
乾燥させすぎると割れ米の原因となるため、5分以上水切りや乾燥をさせないでください。 また、具材と一緒に炊飯する場合はお米の分量を減らしましょう。
具材とお米を合わせた重量は、1/1ホテルパン約2kg、2/3ホテルパンで約1.3kgが限度です。

2.具材と炊き汁の準備 (浸漬後)

炊飯の種類炊き汁(水)の量
うるち米お米の重量比で1.1~1. 2 倍程度
もち米お米の重量比で 0.8 倍程度
おかゆお米の重量比で 5 倍程度

具材はアクの出ないものは生のままで構いませんが、アクの出るものはアクを落としておきましょう。
炊き汁の味や具材の種類を変えればご飯の味も変わるので、アレンジを楽しんでみてください。
また、炊き汁にアルコールが入っている場合は、鍋等で一度煮立たせて必ずアルコール類を飛ばします。

3.スチコンで加熱

浸漬を終えたお米と具材、炊き汁をホテルパンで合わせます。
米と炊き汁を加え、平らにならしてから、具材は米に混ぜ込まずに均等に乗せてください。
深さ20mm ホテルパン(焼き物用)でフタをします。
うるち米炊飯では、フタが無いと表面が硬くなってしまうので、必ずフタをしましょう。
加熱モードや調理時間に関しては以下の表を参考にしてください。

炊飯の種類モードと温度調理時間
うるち米コンビモード200℃25~35分
もち米スチームモード100℃40~50分
おかゆスチームモード100℃40~50分

※もち米は打ち水をしながら、蒸します。

4.蒸らす

加熱が終わったら、10~15分程度放置して蒸らしてください。
しっかりと蒸らし時間をとることで、ふっくらとした美味しい炊き上がりにつながります。
上記のコツを押さえて加熱を行うレシピはこちらです。

▼ツナとひじきの和風炊き込みご飯レシピ

▼基本のおかゆレシピ

スチコンで炒め物を行うメリット

スチコンでは炒め物をすることも可能です。
以下では、スチコンで炒め調理を行う際のメリットをお伝えします。

1:野菜の色を活かした調理ができる

フライパンでの調理では、加熱によって野菜の色が損なわれたり、焦げ目がついたりします。
一方、スチコンでの炒め物調理では、野菜の色を活かして、鮮やかに調理ができるのです。

2:ヘルシーに調理できる

スチコンは直火を当てているわけではないので、微量の油やノンオイルでもくっつきにくいです。
そのため、通常の炒め調理よりも油の少ない、ヘルシーな料理に仕上がります。
また、素材の味を活かせる為、塩分控えめな味付けでも美味しく仕上がるでしょう。

3:冷めても美味しい

スチコンでの炒め物調理では、微量の油しか使用しません。
そのため、時間が経過しても料理の品質が低下しにくく、冷めても美味しさを保てるのです。

4:労働力を削減できる

フライパンでの炒め物調理では、焦げ付かないように撹拌作業をする必要があります。
スチコンでは加熱中に撹拌作業が不要なため、少ない労力で大量に調理できるのです。

スチコンで炒め物を調理するときのコツ

スチコンで炒め物をするためには、いくつかのコツを押さえる必要があります。
以下では、スチコンで炒め物をするためのコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

基本のコツ

高めの温度で予熱する

扉の開閉時に多少温度が落ちるため、それを考慮して高めの温度で予熱しておきます。

オーブンシートを使用する

ホテルパンにあらかじめオーブンシートを敷いておくと、洗いの作業が楽になります。

色を残したい野菜は別で

ピーマン等の緑野菜は早くに色落ちします。
鮮やかな野菜の色を残したい場合は、別々に加熱するのが好ましいです。

肉は加熱時に工夫を

肉が入った炒め物の場合、肉の割合が多い場合は、別々のホテルパンで調理しましょう。
一方で肉の割合が少ない料理の場合は、まずホテルパンに野菜を敷き、その上に肉を並べてのせます。

▼酢豚レシピ

具材の配置に気を付ける

焼きそばや炒り豆腐などの料理は、一つのホテルパンに全ての具材を入れて加熱します。
柔らかさの異なる具材を同時に入れる場合は、柔らかい具材を下側固い具材や肉類などは上側に並べて加熱しましょう。
スチコンでの加熱では上から中側へ徐々に熱が入っていくという特徴があります。
そのため、熱の入りにくい食材や、確実な加熱を行わなければならない食材は上側に持ってくると良いでしょう。

▼ソース焼きそばレシピ

水分の多い食材に注意

スチコンでの炒め調理では、加熱後水分が残りやすいため、べちゃっとした仕上がりになることがあります。
それは水分の多い食材を使用していることが原因の一つと考えられます。
もやしや豆腐など水分の多い食材を入れる場合は、ひと手間加えることで美味しく仕上がるのです。
例えば、スチームで蒸したり、お湯で一度茹でたりして、水気を切った後にほかの具材と混ぜ合わせるのが効果的です。
豆腐が入った炒め物を作りたい場合は、あらかじめ水切りをしっかりしておきましょう。
ちなみに、豆腐の水切りはスチームモード100℃で15分程加熱することで、スチコンでもできます。

スチコンを使って炊飯や炒め物を効率よく作ろう

今回はスチコンを使用した炊飯や炒め物のポイントを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
こちらの記事に書かれたポイントをおさえれば、スチコンでもさまざまな調理法に対応できます。
効率的なだけではなく、失敗が減り安定した仕上がりになりますので、ぜひお試しください。
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