節約にも繋がる!スチコン・フライヤーの省エネな運用法について
現在、日本では資源の高騰が進んでおり、一般家庭の電気料金は東京において前年比で27%、都市ガス料金は25%上昇しています。
調理用機器を活用する飲食店経営者にとって、資源の高騰は死活問題です。
そんな経営者の方におすすめしたい加熱調理機器が、コメットカトウのスチームコンベクションオーブンとフライヤーです。
今回は、コメットカトウのスチームコンベクションオーブンとフライヤーについて説明をした上で、これらの省エネ運用方法をご紹介します。
スチームコンベクションオーブンとフライヤーの省エネ運用方法について
調理用機器で重宝するスチームコンベクションオーブンとフライヤー。
これらは、少しの対策で省エネ運用に繋がります。
スチームコンベクションオーブンの省エネ運用方法
スチームコンベクションオーブンとは、オーブンにスチーム発生装置を取り付けて熱と蒸気をコントロールし、1台で複数の調理方法を可能とした多機能の加熱調理機器です。
複数の料理を同時にかつ大量に調理が可能であるため、飲食店やホテル、給食施設などの現場でよく使用されています。
スチームコンベクションオーブンについてさらに詳細を知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。
スチコンってどんな厨房機器?設置に必要なものと活用されている場所
省エネ運用方法1. 扉の開閉時間の短縮
省エネ実現のために、開閉時間を短縮する意識が大切です。
扉を5秒開けるだけで、庫内蒸気の9割以上が無くなり、復帰だけに0.3kWhものエネルギーを消費します。(180℃10段スチームコンベクションオーブンの場合)
中心温度計を挿して調理する・庫内を清掃して調理物を見やすくする、といった対策で不用意な扉の開閉を減らしましょう。
省エネ運用方法2. 予熱機能で空運転を減らす
予熱機能は、最適なエネルギーで調理準備の際に大切です。
予熱機能を使用すると空運転での予熱と比べて、最大約8%の時間とエネルギーの節約に繋がります。
また、空運転は意外にエネルギーを消費するため、10分以上調理しない場合は運転を停止しておきましょう。
省エネ運用方法3. 煮物や炊飯調理などは全段使用する
焼きムラを考慮しない調理の場合は、全段使用しましょう。
例えば、ホテルパン10枚分の煮物を作るとします。
10枚を1回で煮込んだ方が、5枚を2回に分けるよりも消費エネルギー25%削減に繋がり、また、調理全体にかかるトータル時間も節約できます。
省エネ運用方法4. 相乗りさせる
少量多品種の調理時、庫内を180℃に設定しておくと、同じ庫内の中で煮物や揚げ物など複数の調理を同時に行えます。
また、時間のかかる煮物は他の調理と相乗りで、効率化にも繋がります。
省エネ運用方法5. 余熱で調理する
余熱での調理も、省エネを実現するためには大切です。
煮物や炊飯といったホテルパン内に入れた液体は加熱開始後20分で沸点に達するため、20分以降は庫内の余熱のみで調理できます。
例えば、炊飯の加熱レシピではコンビモード200℃で25分加熱と記載されていますが、20分間の過熱後は10分間庫内放置しましょう。
これらにより、消費エネルギーを約1割も削減できます。
省エネ運用方法6. コンビモード調理時は最初蒸気を入れない
調理開始1〜2分後に蒸気を加える加熱にすれば、エネルギーを最大約3割削減できます。
予熱時、エネルギーを使って庫内に充満させた蒸気も、食材投入時に扉を開ければ庫外に排出されます。
フライヤーの省エネ運用方法
フライヤーは、その名の通り食材を揚げるための調理機器です。
フライヤーには主に電気フライヤー・ガスフライヤーの2つがあり、それぞれメリット等が異なります。
また、種類も多いためフライヤーの購入を検討されている方は、ニーズにあったものをお選びください。
コメットカトウではさまざまなフライヤーをご用意していますので、ご興味のある方は下記のサイトよりご覧ください。
省エネ運用方法1. 使用しないときは運転をOFFにする
ガスフライヤーは20分以上、電気フライヤーでは1時間以上調理しない場合は運転をOFFしましょう。
なぜなら一般的なガスフライヤーであれば、アイドル時に油が空気で冷却されやすく保温にエネルギーを使用するからです。
電気フライヤーも無駄な電力を使用しないためにも、1時間以上調理しない場合は運転をOFFに。
省エネ運用方法2. 運転OFF時はフタをする
フタ有りの場合は、無しの場合と比べて温度落ちが少ないです。
例えば、18Lの一般的ガスフライヤーで、190℃の油をフタ有りとフタ無しで放置した場合、1時間経過した油上部温度は下記のように変化します。
- フタ有り:150℃
- フタ無し:113℃
フライヤーで調理していない間は、フタをしましょう。
省エネ運用方法3. 不要に槽内を攪拌しない
一般的な揚げ物は油槽の上部7cm程度にある油を利用しており、油槽下部の油温が低くても調理への影響は少ないです。
必要な部分だけ温めて調理するためにも、槽内を撹拌しないことをおすすめします。
コメットカトウの保守点検とは?
コメットカトウでは、お客様に常に最良の状態で機器を使用していただくため、保守点検サービスを提供しています。
こちらの保守点検では、ご要望に応じて自由にメニューをお選びしていただくため、自分にとって必要な分だけ点検サービスを受けられます。
コメットカトウの保守点検を受けるメリットは、大きく以下5点です。
- 事故・火災の予防
- 故障の予防、機械の延命
- 食の安全性を確保
- 取扱説明
- 経費の削減
このように、コメットカトウの保守点検を受けることで、節約に繋がるだけでなく、安全性の確保といったメリットもあります。
ぜひ、気になる方は下記のサイトより保守点検に関する詳細をご覧ください。
コメットカトウの調理用機器で省エネ運用を!
今回は、コメットカトウのスチコンとフライヤーの省エネな運用方法をご紹介しました。
最新のスチームコンベクションオーブンは従来モデルと比べ、使用エネルギーを最大で5割削減しています。
フライヤーは従来モデル、他社モデルと比較して油の使用量を1割削減しています。
ぜひ、今回の記事を参考に、コメットカトウのスチームコンベクションオーブンとフライヤーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、スチームコンベクションオーブンを活用した調理方法についてもご紹介していますので、ご興味のある方は下記の記事をご覧ください。